2024-03

2023・10・7(土)沖澤のどか指揮東京交響楽団

      ミューザ川崎シンフォニーホール  2時

 「名曲全集」シリーズの一環。日の出の勢いにある沖澤のどかが客演、ストラヴィンスキー・プロを指揮した。
 「プルチネッラ」組曲、「詩篇交響曲」(NHK東京児童合唱団、二期会合唱団が協演)、「ペトルーシュカ」(1947年版全曲、ピアノは長尾洋史)。コンサートマスターは小林壱成。

 3曲とも、実に整然たる演奏。沖澤のどかは、時に激烈な指揮をすることがある。例えば読響を指揮した時のシベリウス(☞2021年10月10日)がそうだった。その一方、極めて端整で造型的な演奏をつくることもある。その基準がちょっと掴み難いこともあるのだが、今日の演奏ではとにかく端整な、几帳面なほど正確なストラヴィンスキーが立ち現れていた。

 ただ、そういうスタイルの演奏は、新古典主義系の作品ではツボに嵌るが、初期の原始主義時代の作品である「ペトルーシュカ」の場合は如何なものだろうか? 
 もし彼女が意図的に、「ペトルーシュカ」にのちの新古典主義スタイルの作品の萌芽を感じ取って、それを浮き彫りにしようとしていたのなら、その意欲的な試みの是非についての議論が必要となるだろう。

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おっしゃる通り

端整で几帳面な演奏でしたね。そのおかげか、ストラヴィンスキーの音楽の実像と凄味が、ひしひしと感じられました。
詩篇交響曲の女声パートに作曲家の希望通り児童合唱団が起用されたのは、貴重な機会だったのではないでしょうか。沖澤さんの作る音楽にもよく合っていたと思います。
今後も、沖澤さんの活動に注目していきたいです。

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