2024-03

2011・5・3(火)ラ・フォル・ジュルネ金沢 ウォンジュ・フィル

   石川県立音楽堂コンサートホール  8時

 このホールでのコンサートとしては、今日最後のプログラム。
 パク・ヨンミン指揮のウォンジュ・フィルハーモニーが、シューベルトの交響曲「ザ・グレイト」を演奏した。

 このオーケストラは10型編成で、ヴァイオリンはコンサートマスター以外、全員が女性だ。木管セクションの一部に弱点があるらしく、凡ミスがしばしば聞こえるのは惜しいけれども、オーケストラ全体として響かせる音には、かなりの強靭なエネルギーがある。
 演奏にメリハリが全然なく、生真面目にタッタカタッタカ音楽を進めるだけというのは昨夜のコンサートでも感じられたことだが、これはすべて指揮者の責任であろう。

 ただ、あれこれの弱点にもかかわらず、演奏には起伏があり、盛り上がって行く推進性も備わっている。それに加えて、とにかく真摯に一所懸命演奏しているということの快さ。
 1時間近いこの長い交響曲が結構面白く聞こえたことは、演奏が決して機械的なものではなかったということの証しであろう。客の入りは少なかったが、拍手は温かく、熱烈であった。

 今回は、2階席前方で聴いた。このホールの音響効果の良さに、またしても感嘆させられた次第だ。ウォンジュ・フィルの実力を貶めるつもりはないが、このオケが瑞々しい音で聞こえたのは、やはりこのホールのアコースティックの所為もあるのではないか。

 金沢駅と、隣接する県立音楽堂の周辺一体は、LFJのポスターとチラシでいっぱいである。この地なりに盛況のようだ。翌朝のTVニュースによれば、3日一日のLFJ参加者(人出)は44、600人で、これは「過去最高」である由。

コメント

東京のLFJ

金沢を視察されたんですね。東京の山田和樹&横浜シンフォニエッタ、金聖響&兵庫芸術文化センター管弦楽団のコンサートを聴きました。東条先生が以前書いておられたとおり、前者は「浄夜」がたっぷり歌う部分と切れ味よく奏でるところのコントラストがなかなかよかったです。金&PACは4番はやや消化不良気味でしたが7番は若いオケに指揮者独自の思いきった表現で力演でした。ご指摘のとおり運営はかなり押しつけがましいうえ、肝心なことは聞いても答えられないなどかなり不快にさせられるありさまです。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

https://concertdiary.blog.fc2.com/tb.php/1090-79240f91
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

























Since Sep.13.2007
今日までの訪問者数

ブログ内検索

最近の記事

Category

プロフィール

リンク

News   

・雑誌「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」
連載中