2024-03

2012・3・21(水)METライブビューイング ヴェルディ:「エルナーニ」

    新宿ピカデリー  午前10時

 2月25日MET上演の映像。
 指揮がマルコ・アルミリアート、演出と舞台装置デザインがピエール・ルイジ・サマリターニ、舞台監督がピーター・マクリントック(METシーズンブックによる)。

 主役歌手陣は充実していて、スペイン国王ドン・カルロをディミトリ・フヴォロストフスキー、スペインの老大公ドン・ルイ・ゴメス・デ・シルヴァをフェルッチョ・フルラネット、山賊の首領エルナーニをマルチェッロ・ジョルダーニ、この3人の愛の狭間で苦悩するドンナ・エルヴィーラをアンジェラ・ミード、という顔ぶれ。

 このうち、数年前のMETオーディションに合格して頭角を現わして来たアンジェラ・ミードに注目が集まっているらしい。この日の観客も、ひときわ盛大な拍手と歓声を贈っていた――自前のニュースターに大声援を送るあたり、METのいいところではなかろうか。
 事実、彼女の声は張りと明るさがあって、なかなか魅力的である。体躯からいうと、あまり細かい舞台演技が出来るタイプとは思えないが、若いにもかかわらず歌唱には意外に豊かな表現力も備わっているので、イタリア・オペラの分野では今後活躍できるだろう。

 男声陣はベテラン揃いだから、安心して聴いて、観ていられる。
 フヴォロストフスキーは国王を横柄に、フルラネットは頑固な老大公を滋味豊かに演じた。またジョルダーニは山賊の首領を、その正体の貴族の雰囲気を巧みに滲ませて演じていた。

 何より、アルミリアートのイタリア・オペラを知り尽くした感のある絶妙なテンポと、それに乗った歌手たちの迫力たっぷりの歌唱が見事だった。こういう熱っぽい演奏があれば、舞台装置や演出が伝統的で古臭いなどという問題は、二の次、三の次になるだろう。

 新宿ピカデリーは、結構お客さんが入っていた。中高年の男女客が多い。歌手たちについて話す女性客たちの声が聞くともなしに耳に入って来るが、なかなかお詳しい人たちのようである。頼もしい。

コメント

あまりやらない作品ほど、歌手が命。けど、。

ピカデリー で観ました。軽く2駅ほどの距離に、会社の社宅があるので、歩いていけます。重宝する綺麗な映画館だから、行きます。

滅多に観られない作品、やはり、配役は豪華なことに限ります。’うんちゃっちゃっ’節が伴う作品は、眠くなるから好きではないけど、これは行く。

フヴォロストフスキー、フルラネットは、自分が高校生くらいからの頭角を出していた歌手。ジョルダーニは、順調に声が重くなってきて。

ジョルダーニは、使いまわされすぎていくであろう典型的歌手。何せ、リチトラが死んでしまったから。お金のMETや大歌劇場の餌食にされ、変な使い廻しされ、捨てられる歌手にならなければいいのに。。

アンジェラ・ミード、アメリカ系歌手は生き残ると長いような。ネイティブではないから感動しないけど。Coverとしては、生き残っていくでしょうね。

知らなかった ポール・プリシュカが引退していて。1月末のトスカの端役を最後に。スカラ座のTurandot の日本公演で、ロリン・マゼール指揮のときの人。話が一回それて。(Youtube画像で知る)

昔、日本がバブルの頃、よその国出身でNinaRautioという歌手居ましたよね。日本に来たかどうか知らないけど、アイーダ・マノンレスコー・トスカ、といった何でも重い役歌っていた人を思い出す。HPあった気がしたけど。

今は、Youtubeで、RAI放送が流したミラノスカラ座の1975から1980年頃の’シモン’’マクベス’’オテロ’がなぜか観られて。やはり、ギャップを感じます。

もっとびっくり、感動はしないけど、昔、Mutiの椿姫、日本でも詠ったあの歌手。今、Verdiのマクベス夫人も歌っているんだね!生きていたんだ(生き残っていたんだね)。あのひとも、マノンレスコーのマノン、詠わされていたでしょう。

映画館で、オペラ。インターネットで、オペラ配信。
3月25日(月)JSTのA.M3:00ごろ、ミュンヘンオペラのキーンリサイト主演・インキネンの指揮の”オネーギン”。熟睡時間、仕事に差し障ってまで見る気持ちはないけど。

METの映画館で、オペラ。本当のハウスにますます、行く気がなくなります。

アメリカのことわざに’人の悪口を肥やしにして生き残る’でしょうか。間違っていたらすみません。生き残る戦略は、情報をいかに与えないで生き残るか。も大切かと。いい意味での秩序回復。悪く言ったら、典型的なモラルハラスメント加害者の格好の戦術。被害者は、しり込みしてなにも出来なくなる。

日本の某歌劇場は、あまりにも早く情報の出しすぎ。良い人材の歌手を集めて集客するのなら、仮に<To be announnd(TBA)>になっても、スタジオシステムが崩壊しない確実に世界で売れっ子になって、また必ず最低1回でも、戻ってきてくれる歌手・指揮者を探したほうが、もっとマシ。

METの通し上演の’RING'、バラ券で売れ出しても、あんなに残っているでしょ。日本のゴールデンウイークに。けど、行かない。つまらないもん。映画館で観たから。。
来年のMET、もっと、なにこれ。。影のない女の再演。また没にしてしまって。Wernickeの演出観たかったのに。。。。。。。。。。

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