2024-03

2012・5・3(木)ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(1)
井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢

   東京国際フォーラム ホールC(ドストエフスキー) 10時15分

 土砂降りの中で開幕した東京のラ・フォル・ジュルネ(以下LFJ)、さすがに午前中は「展示ホール」や「地上広場」への出足は鈍かったようだが、前以てチケットを買っている人たちは、雨でも何でも、予定通りコンサート会場にやって来る。地下駐車場では、子供と一緒の家族連れが多く見られた。

 私が最初に入ったのは「ホールC」(今年はロシアがテーマだから、ドストエフスキーと名付けられている。約1500席)で、井上道義とオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)が出演していた。
 金沢でもLFJが行なわれているのに、よくまあ遠路遙々、たった1公演のためにわざわざ来てくれたものである。

 プログラムはシュニトケの「モーツァルト・ア・ラ・ハイドン」と、プロコフィエフの「ピーターと狼」。OEKは、良い音で、しっかしりした良い演奏を聴かせてくれた。
 シュニトケでは、動き回りながら演奏する弦楽器奏者たちの制御に手を焼く指揮者――といった構図を、井上道義が例の如く大芝居で演じて、客を愉しませる。
 一方「ピーターと狼」では、語り手も受け持ちつつ、舞台上から客席まで暴れ回る井上の八面六臂の活躍が見もの。自宅で飼っているというアヒル(まひるという名だそうな)まで連れて来て舞台を歩かせ、客席を大いに盛り上げていた。このアヒル、実に美しくて可愛くて、しかも愛想がいい。

 かくも一所懸命にサービスして家族連れの客を笑わせ、愉しませようとする井上道義の姿勢は、実に見上げたものと言うべきであろう。

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