2024-03

2012・5・22(火)アレクサンダー・ロマノフスキー・ピアノ・リサイタル

    紀尾井ホール  7時

 ウクライナ生まれだから、「アレクサンドル」ではないかと思うのだが・・・・招聘元(ジャパン・アーツ)やレコード会社(ユニバーサル)の表記は「アレクサンダー」と英語読み。国籍が移っていれば別だが。
 今年28歳の若手で、17歳の時にブゾーニ国際コンクール優勝を飾り、昨年のチャイコフスキー国際コンクールでは4位に入賞、かつ「クライネフ賞」を受賞している。

 今日のプログラムは、ハイドンの「ソナタ変ホ長調Hob.ⅩⅤⅠ-52」、ブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」、ラフマニノフの「音の絵 作品39」抜粋と「ソナタ第2番」(1913年版)。アンコールではショパンの「ノクターン嬰ハ短調 遺作」とスクリャービンの「エチュード作品8-12」、ユシュケヴィッチ編曲のバッハの「バディネリ」などを弾いた。

 最近出たCD(ユニバーサル)で聴いた時にも同じような印象を得たのだが、どちらかといえば几帳面で端整な音楽をつくる若者だ。
 テクニックもあるし、音色もなかなかに豊麗ではあるものの、それが小奇麗な段階に留まっているのが物足りない。それぞれの作品に対しては彼なりに深い共感を抱いていても、それを魂の奥底から吐露するといったタイプではないのかもしれない。クライネフ賞を得ただけあって、ラフマニノフの作品の方に良さが聞かれる。

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