2024-03

2012・6・4(月)リーズ・ドゥ・ラ・サール ピアノ・リサイタル

   紀尾井ホール  7時

 昨年(5月17日)のリスト・プロがあまりに素晴らしかったので、いっぺんに熱烈なファンになってしまった。

 今回はシューマンの「子供の情景」と「幻想曲」、ショパンの「前奏曲集」というプログラムだったが、明晰な隈取りを備えた強靭で鮮烈なピアニズムには変わりない。
 しかし、「子供の情景」の優しい叙情味のあとに、切り込むように鋭い表情で「幻想曲」が開始され、さらに一転してくぐもった沈潜する音色で「前奏曲集」が演奏され始める――といった多彩さは、昨年にも増して印象深いものがあった。

 一昨年ナントで彼女のショパン――たしか「バラード」と「葬送ソナタ」だったか――を聴いた時には、随分まあ割り切った怒号調のショパンだなという気がして引いてしまったものだが、あれから2年もたっているわけだし、また、作品によって大きくアプローチを変える彼女の姿勢がいっそう深化して来たということもあろう。

 アンコールは、ドビュッシーの「音と香りは夕べの大気の中に漂う」と「パックの踊り」。後者は昨年のアンコールでも弾いたのではなかったっけ? 
 このドビュッシーが、流石フランスのピアニストだけあって、すこぶる好い。来年はドビュッシー・プロをやってくれないかな。
 終演後にはサイン会。長蛇の列だが、今回はほとんどが男性客!

コメント

ウソでしょ。
今日はよくなかった。特に幻想曲はダメだった。

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