2024-02

2012・6・19(火)ペーター・ダイクストラ指揮スウェーデン放送合唱団

   東京オペラシティコンサートホール  7時

 首席指揮者ペーター・ダイクストラに率いられて2年ぶり来日。メンバーは前回より1人ずつ減って、男声17人、女声16人の編成で登場。
 プログラムは第1部でヤン・サンドストレムの「ヘラジカの歌」と「山風の歌」、マントゥヤルヴィの「太陽」と「北極星」、アルヴェーンの「夕べ」と「そして乙女は輪になって踊る」、ヴィカンデルの「春の夕べ」。第2部ではラフマニノフの「晩祷」第1~9曲――というもの。

 多彩な音色の素晴らしさ、各声部の完璧な均衡の見事さ。本当の合唱とは、こういうものを謂うのだろう。
 「北極星」や「夕べ」における秘めやかな最弱音の美しさもさることながら、それが遠く奥深く、エコーのような響きになって空間に拡がり、消えて行くという幻想的な効果を以って歌われるのには、本当に感服した。これらが少しの揺れも乱れもなく歌われて行くのだから、いつもながら凄い合唱団である。

 ラフマニノフの「晩祷」は、ダイクストラが前回の来日時から「次はこれ」と決めていたプログラムだとのこと。
 先日聴いたカペラ・サンクトペテルブルクのようなロシアの合唱団が醸し出す民族色といったものはないけれども、いちぶの隙もなく構築された、洗練された祈りの音楽というイメージで、また異なるタイプの深い感動を与えてくれる。

 3曲歌われたアンコール曲のうち、武満徹編曲になる「さくら」の豊潤なエコーのような音色も大拍手を浴びた。
 台風4号来襲のさなかにもかかわらず、客席はよく埋まっていた。

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