2024-02

2008・9・2(火)サイトウ・キネン・フェスティバル 「利口な女狐の物語」

      まつもと市民芸術館

 再び松本へ。
 昨年の「スペードの女王」に続き、今年も小澤征爾のプロデュースによる「サイトウ・キネン・オペラ」は成功を収めた。

 彼とヤナーチェクの音楽は、以前の「イェヌーファ」でも証明されたことだが、相性のいいものに属するだろう。特に今日の演奏では、この作品の持つ叙情性が存分に浮き彫りにされ、「愛の場面」や終幕の場面などでのしみじみとした情感もすばらしい。オーケストラの音色の美しさも特筆されてよい。さすが最終上演ともなると練れてくるものである。

 ロラン・ペリーが演出と衣装を担当した舞台は温かく愛らしく、狐をはじめ、蠅、蚊、ヒヨコ、蛙など、動物たちの扮装とメイクと演技は、実にリアルさをきわめて楽しい。
 登場する人間たちと動物たちは特に仲良く暮らしているわけではないのだが、それにもかかわらずこの舞台に感じられるのは人間と動物との愛であり、地球への愛、自然への愛なのだ。
   グランドオペラ2008年秋号(10月18日発売)

コメント

すばらしい演奏でしたね

先日はメールで不躾なお願いをして申し訳ありませんでした。改めてお詫び申し上げます。ところでこのオペラは8/31に観ましたが演奏・演出共にすばらしい出来でしたね。大変楽しく観ました。それにしてもバレエ団・合唱団・動物役の歌手たちは普段やり慣れぬ演技をせねばならず、大変ですね。

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