2024-03

2018・4・24(火)レ・ヴァン・フランセ~協奏交響曲の夕べ

      東京オペラシティ コンサートホール  7時

 フルートのエマニュエル・パユ、オーボエのフランソワ・ルルー、クラリネットのポール・メイエ、ホルンのラドヴァン・ヴラトコヴィチ、バソンのジルベール・オダン━━不動のメンバーによる「レ・ヴァン・フランセ」の来日演奏会。今日は小編成の東京フィルハーモニー交響楽団(コンサートマスターは依田真宣)が協演、「サンフォニー・コンセルタンテの夕べ」となった。

 プログラムは、プレイエルの「フルート、オーボエ、ホルン、バソンのための協奏交響曲第5番ヘ長調」、ダンツィの「フルートとクラリネットのための協奏交響曲変ロ長調Op.41」、ドゥヴィエンヌの「フルート、オーボエ、ホルン、バソンのための協奏交響曲第2番ヘ長調」、モーツァルトの「オーボエ、クラリネット、ホルン、バソンのための協奏交響曲変ホ長調K.297b」━━という、かなり盛り沢山のメニューである。

 ソリストたちは、いつもながらの、洒落て、生き生きと、表情も華麗な演奏。文句なしの鮮やかさだ。音楽を自ら愉しみ、聴き手にも愉しませるという感性が、生まれながらにして身に沁みついている人たちなのだろう。

 ただし前半の2曲では、東京フィルの演奏に全く生気がなく、ちゃんと弾いてはいても、それ以上のものが何もない、という白けた演奏だったので、「レ・ヴァン・フランセ」の沸き立つような音楽とさっぱりかみ合わない。
 これはやはり指揮者がいないと駄目なのか、やはり他の日の、「レ・ヴァン・フランセ」だけのコンサートの方に行くべきだったか、などと、一時はほぞを噛んだのだが、━━しかし休憩後、ドゥヴィエンヌの作品で、4人のソリストがオーケストラとのトゥッティで演奏を開始すると、それに刺激されたか、オケの演奏の雰囲気がガラリと変わり、ノリを感じさせ始めた。
 こうなれば、オーケストラに指揮者を置かず、彼らソリスト「たち」が指揮者の代わりにオーケストラをインスパイアしながら演奏するという形が生きて来るだろう。

 このドゥヴィエンヌとモーツァルトの協奏交響曲での、軽快な躍動の鮮やかさ、甘美で洒落た歌の快さは、私にとって至福のひとときだった。
 そして「レ・ヴァン・フランセ」は、最後にはアンコールとして、彼らだけでイベールの木管五重奏曲「3つの小品」からの「アレグロ」を、まさに天馬空を行く感の演奏で披露してくれたのである。

コメント

兵庫で拝聴しました

川西市みつなかホールでのプログラムは、グリンカの悲愴三重奏曲、トゥイレの六重奏曲、イべールの木管五重奏のための3つの小品、ミヨーのフルート、オーボエ、クラリネットとピアノのためのソナタ、そしてプーランクの六重奏曲でした。上品なフランスの薫りに満席の聴衆は拍手喝采。演奏することが好きでたまらないような彼らに癒されたひとときでした。
  


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