2024-03

2008・11・19(水)グザヴィエ・ドゥ・メストレ・ハープ・リサイタル

   トッパンホール

 ウィーン・フィルのハープ奏者グザヴィエ・ドゥ・メストレの来日コンサート。
 とにかく上手い。鮮やかに上手い。それは認めるが、何んかこう、「ウマイダロ」という調子でテクニックを誇示する雰囲気を感じさせるところがどうも・・・・。

 上手けりゃ上手いで結構なのだが、かようにどの曲もバリバリと一気呵成に弾かれ、高域の弦は常に鋭く激しく硬くはじかれ、ふくよかさも詩情も陰翳も皆無と言っていいほどに希薄な演奏が続くと、この貴族的風貌のハーピストにはデリカシーが欠如しているのではないかとさえ思えてしまうのだ。
 パリシュ=アルヴァースの「コンチェルティーノOp.34」のような華麗な協奏曲の場合にはそれでも格好はつくだろうが、ドビュッシーの「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」や「2つのアラベスク」などでこんな縦横無尽に斬りまくるような演奏をされては辟易する。何もハープの音は艶麗玲瓏でなければならない、などと言うつもりはないけれども。  
 なお曲により、小森谷巧・渡部基一(Vn)、柳瀬省太(Va)、古川展生(Vc)が協演。

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