2024-03

2008・11・20(木)フランク・ブラレイ・ピアノ・リサイタル

   東京文化会館小ホール

 同じ時間に、すみだトリフォニーホールではミシェル・ダルベルトが演奏している。
 サントリーホールでは、クリスティアン・ツィメルマンの演奏会が行なわれている。
 聴きたいピアニストがこうも重なってしまうのも珍しい。結局、プログラムへの興味からこのブラレイを選んだ(ツィメルマンは日曜日に聴く)。

 シューベルトの即興曲3曲とベートーヴェンの作品110のソナタが前半に演奏され、休憩後はドビュッシーの「前奏曲」から「沈める寺」など7曲に、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」という構成。

 このドビュッシーとガーシュウィンの組み合わせというのが、何とも絶妙だ。
 ケークウォークの動きによる「風変わりなラヴィーヌ将軍」が酔っ払った足取りのように終ったあとに「ラプソディ・イン・ブルー」が始まると、まるでこの2人の作曲家が1本の糸で繋がっているような幻想におそわれる。しかもこのラプソディが、ジャズでもなくエンタテインメントでもなく、まさにドビュッシーから続く現代音楽としての性格を露わにしたような、強烈な演奏だったのである。

 そしてアンコールには、今度はジャズっぽくというわけで、ガーシュウィンの「アイ・ガット・リズム」、ドビュッシーの「ミンストレルズ」、みたびガーシュウィンの前奏曲(第3番だったか?)という具合。完璧なコンセプトによる選曲と演奏であった。

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