2024-02

2008・11・23(日)クリスチャン・ツィメルマン&チョン・ミョンフン、東京フィル

   サントリーホール 6時

ツィメルマンに捧げられた故ルトスワフスキのピアノ協奏曲(1988年)が今日の演奏会の目玉。

 もちろんオーケストラ・パートにも、この作曲家らしく多彩で、しかも透明感のある魅力的なテクスチュアが聴かれる。が、やはり最も魅惑されるのは、ツィメルマンのきらきらと輝くようなピアニズムだ。この緊迫した華麗さを、何に喩えよう。こういう時のツィメルマンは、やはり超絶した感性の凄いピアニストである。という具合に、このひととき私の前に存在したのは、ルトスワフスキよりも、チョン・ミョンフンよりも、結局ツィメルマンただ独り。

 そうソリストばかり立てていられるかとばかり、チョン・ミョンフンと東京フィルは、休憩後のベートーヴェンの「運命」で壮烈な気迫を発揮した。基本16型編成の弦(しかしコントラバスは10本)と、倍加(=4本)された管とによる大編成の壮大なベートーヴェンを久しぶりに聴いて、その力感あふれる懐かしいサウンドに、これもなかなか好いもんだ、と楽しくなる。

 協奏曲の前にはメシアンの「ほほえみ」という作品も演奏されていた。これは「鳥」とは関係ない曲だが、協奏曲の冒頭が鳥のさえずりのような曲想で開始されるだけに、ちょっとひねった選曲と言えたかもしれない。

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