2024-03

2008・11・30(日)ワレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団
プロコフィエフ・ツィクルス Ⅰ

     サントリーホール

 ゲルギエフ自らナレーション(ロシア語、字幕付)と指揮を兼任して、「ピーターと狼」を演奏。
 彼があの声で「小鳥がさえずっています」などと語るのを聴いていると何となくムズムズするのだが、予想外にテンポよく進み、大過なく終了した。それにロシア語だし、間違えたかどうかなどこちらには判らない。
 終演後に楽屋を訪れ、「いいナレーションだった」と祝したら、「自分でやったのはこれが初めてなんだよ。つまり僕のデビューさ」とのたもうた。

 プログラムの後半は、「ロメオとジュリエット」の抜粋。きわめて良いテンポの、リズミカルな演奏だ。
 この演奏の快調さは、ゲルギエフとオーケストラの関係がうまく行っているという証明だろう。もしかしたら、現在のマリインスキー劇場管弦楽団よりも、こちらロンドン響の方が、良いコンビとなっているのかもしれぬ。

 ロンドン響の弦の音色もやや細身になって、かつてマリス・ヤンソンスが指揮していた頃のオスロ・フィルのそれを連想させたほどだが、ゲルギエフは最近このような音色を好むようになったのだろうか? というのは、あのマリインスキー劇場管でさえ、最近の演奏では、昔のような濃厚な艶と厚みのある響きでなく、すっきりした透明な音を聴かせることがよくあるからである。

 アンコールは「三つのオレンジへの恋」からの「行進曲」。
 客席は満員ではなかったが、拍手の音量は非常に大きく、熱心なファンが集まっていたことを示していた。ゲルギエフにはソロ・カーテンコール。

コメント

昨日は会場でお会いしましたが、私も急いでいましたのでお話ができず失礼しました。昨日は仲間が誰も居ず寂しい限りでした。ご想像の通り名古屋の仲間も大阪の仲間も兵庫県立でベルリンフィルに挙って出かけていますので。私も土曜日は大阪でベルリンフィルでした。ところで以前に「私はゲルギエフが嫌い」と先生に申しあげたことがありますが、初めて彼が来日したころの力まかせの演奏が耳につき、味もそっけもないやつだと思っていたからでした。しかしこの数年チャイコフスキーのバレエ音楽などを聞くにつけ、先生のおっしゃるとおり、しっとりとした味わいが出てきてだんだん好きになりました。もっともロシア音楽に限ってのことですが。

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