2024-02

2006・8・3(水)PMF東京公演 ゲルギエフ指揮PMFオーケストラ

     サントリーホール  7時

 モーツァルトの「ファゴット協奏曲」での演奏は、マツカワのソロを含めてどうも心に迫るものがないが、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」と、チャイコフスキーの「交響曲第5番」は、もはや入魂の演奏だ。この見事な仕上がりは、大阪と名古屋で本番を重ねてきた成果である。
 これほど沸騰した迫真的な演奏の「ペトルーシュカ」は、ちょっと聴けないだろう。テンポもアゴーギグもエスプレッシーヴォも柔軟自在、響きも音色も豪華絢爛、「これは凄い」と息を呑ませられる瞬間さえ何度かあった。

 「5番」では、特に第2楽章が怒涛のように揺れ動く。たとえマリインスキーのオーケストラでも、ましてウィーン・フィルなら、これほどゲルギエフの思う通りには動くまい。その意味では、今回の演奏こそゲルギエフが真に主張したかったものであるに違いない。

 経験の少ない若者ばかりのオーケストラをかくも燃え上がらせ、物凄い演奏をさせてしまうゲルギエフは、やはり並み外れたカリスマ的指揮者である。楽屋へハローを言いに行った際に「信じられない演奏だ!」と口走ったら、「Thank You!」と嬉しそうに笑っていた。

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