2024-02

2006・8・7(月)ラ ヴォーチェ公演 ヴェルディ「椿姫」

      新国立劇場中劇場  6時30分

 この「椿姫」をつい先日、モンゴル国立劇場で観たばかりなので、今回の舞台がとてつもなく美しく豪華に見えた。川口直次の舞台装置はきわめてオーソドックスだが丁寧に作ってある。アントネッロ・マダウ・ディアツの演出も、イタリア・オペラの舞台にしてはニュアンス豊かで細かく施されている。

 ヴィオレッタ役のマリエッラ・デヴィーアもこれなら充分の出来、一方ジュゼッペ・フィリアノーティ(アルフレード)は役柄にふさわしく大根役者だ。
 その中でやはりレナート・ブルゾン(ジェルモン)が圧倒的な存在感を示し、尊大さと弱さとを併せ持った父親像を演技の上でも歌唱の上でも見事に表現して全体を引き締めた。ヴィオレッタとの二重唱の部分でも、音楽的な情感の濃さが実に素晴らしい。

 ブルーノ・カンパネッラの指揮はどこといって破綻はないのだが、やはり歌手に合わせたのんびりした音楽づくり。総じてこれは、いかにも五十嵐公演監督の好みのスタイルである。

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