2024-02

2006・4・9(日)シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団

     NHKホール 3時

 ベルリオーズの「ファウストの劫罰」演奏会形式上演、休憩なし。

 ジャン・ピエール・フルラン(ファウスト)が前半ひどくメリハリのない歌唱で眠気を催させたが、フォルテの多い後半になってやっと生色を感じさせた。ルクサンドラ・ドノーゼ(マルグリート)は可憐で悪くない。ウィラード・ホワイト(メフィストフェレス)が喉の不調とかでパワーを出し切れず、しかし身振りでカバーしてステージを成立させ、逆に聴衆の拍手を浴びていた。最後のソプラノ・ソロには天羽明恵が出たが、がっかりするほど不安定。

 デュトワはやや遅目のテンポで叙情的な要素を引き出しており、NHKホールの音響ではそれは必ずしも生きたとはいえないが、この作品の本来の性格を充分に発揮させていたと思う。特に大詰の部分は、これまで日本で上演されたものの中では最もバランスのいい美しさだった。児童合唱団をコーダに入る直前からそっと合唱団の最前列に入場させていったことも、聴衆の気を散らすことにならず、よかった。

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