2024-03

2005・3・18(金)ベルリン(1)「ジークフリート」

        ベルリン・ドイツオペラ  5時

 前日、フランクフルト経由でベルリンに入る。
 今回の宿泊はHotel Lindnerで、クーダムの大通りに面した新しいホテルだが、入り口までやや距離があるのが大きな荷物持ちには不便だ。

 まずはベルリン・ドイツオペラの看板出し物、20年前から上演されている故ゲッツ・フリードリヒのプロダクションによる「ジークフリート」だ。今日の流行のパターンからすればあっさりしているのは事実だが、それでも充分鑑賞に堪え、強い印象を残す。やたら新しさを求めて演出を取り替えるより、このような良いプロダクションを大事に育てて行くという姿勢も評価に値するだろう。

 1987年の東京公演で観た時にはトンネルが左右に分岐されていたが、周知のごとく、オリジナルは中央にトンネルが1本だ。その奥行の巨大さはさすがに圧倒的である。ただ今回の席が1階4列目23で、あいにくここからは舞台前面の「ワルキューレの岩山」に遮られ、トンネルの奥はどうなっているのかが見えない。

 観ているうちに18年前の記憶が蘇ってくるが、今回のエルダ(藤村実穂子、すばらしい)の扮装はあんなにエキゾティックなものだったか? 非欧州的で、マリインスキー・リングの先輩格かしらん。
 ソリストは他にリンダ・ワトソン(ブリュンヒルデ)、ロバート・ヘイル(ヴォータン、第3幕では声がビンビン来る)、ギュンター・フォン・カンネン(アルベリヒ)、クルト・リドル(ファフナー)、ブクハルト・ウルリヒ(ミーメ、長身だが歌唱・演技とも傑出)など充実。

 指揮は準・メルクルなのだが、しまりは今一つ。オーケストラはやや粗い。ピットに近いこの席からは、第3幕冒頭で上手のトランペットと下手のホルンとが完全にずれてしまっているのがはっきりと聞こえてしまう。
 ケンピンスキーのレストランで知人と夕食。

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