2024-02

2004・4・9(金)ザルツブルク・イースター(1)
ラトル&ベルリン・フィルの「イドメネオ」

         祝祭大劇場 6時30分

 前日、ルフトハンザとオーストリア航空でザルツブルクに入る。なじみの便利なクラウン・プラザに宿泊。ここはJTBグループの常宿だから、旧知の人たちと顔を合わせることも多い。フリーで来ている大阪の歯科医夫妻ともバッタリ。他のホテルには同業者も何人か。

 今日は復活祭音楽祭の第2チクルス初日で、モーツァルトの「イドメネオ」だ。
 演奏会形式だが、オーケストラはピットに入っている。ピットの位置は比較的高く、オーケストラの音がよく聞こえるようにしている。
 今回の席はすべて1階17列23番(これは通路側の理想的な位置)だが、そこで聴いてもベルリン・フィルの音色はきわめてシャープで、クリアーで、時には耳にきつくさえ感じられた。カラヤンやアバドの時代には想像もできなかった音だ。良くも悪くもラトル色が大きく拡がって、━━やはりこのオケは変わってしまった・・・・。

 イドメネオを歌ったフィリップ・ラングリッジは、流石に年を取ったなという印象が拭えない。高音での細かい動きの部分では、技術よりも老練さでカバーしている雰囲気でもあったが、味はある。
 ここでのイドメネオは、王にしては威厳を欠き、イダマンテに対してさえも逃げ腰になっているという演出になっているが、これは些か解釈に苦しむ(演出者のクレジットはない)。

 そのイダマンテ(マッダレーナ・コジェナー)は少し体調が悪いという断りが事前にあったが、ややセーヴした歌唱で支障なく最後まで聴かせた。クリスティアーネ・エルツェ(イリア)の進境は目覚ましいものがある。
 アンネ・シュヴァンネヴィルムス(エレットラ)は、歌唱はいいのだが、エレットラという役柄には少々生真面目すぎるのではないか。最後のアリアのクライマックスでは、「怒り」というよりも「笑い」のような声の転がし方が些か気になった。

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