2024-02

2004・4・19(月)ユーリ・テミルカーノフ指揮読売日響

       サントリーホール  7時

 前半はストラヴィンスキーの「火の鳥」組曲。さすがテミルカーノフ、重厚で色彩的な、民族色あふれる響きを読響から引き出し、ロシア民謡も多く取り入れられたこの作品を、いっそう面白く聴かせてくれた。

 後半はオルフの「カルミナ・ブラーナ」だ。
 テミルカーノフは、特に後半を嵐のような速いテンポで押し、作品が本来持つエネルギーをさらに高めて行ったが、オーケストラはともかく、合唱(栗友会合唱団)がこのテンポに煽られ気味で、歌詞の発音が表情を失い単調になり、慌ただしさを感じさせる部分が随所にあったのが惜しい。
 またこのよく響くホールの2階席では、オーケストラも含めて、細かく刻まれるオルフ特有のリズムとアクセントの細部が混然として聞こえてしまう結果を生んでしまったのは、結果的に成功とは言い難い。この曲に華麗な勢いだけを求めるのがねらいだったのなら、それはそれで申し分のない演奏だったのかもしれないが・・・・。

 ソリストの宮本益光も、後半ではこのテンポのため歌唱に明晰さを欠いたきらいがある。ソロは他に高橋薫子と高橋淳。後者は「焼かれた白鳥」の箇所をオペラ的な身振りも交えて歌い、聴衆を楽しませた。少年合唱はTOKYO FM合唱団。

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