2024-02

2004・4・21(水)スクロヴァチェフスキ指揮N響

      サントリーホール  7時

 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキが客演して、めずらしくベートーヴェン・プロを聴かせてくれた。
 「エグモント」序曲ではすばらしい重厚な響きが出た。「第5交響曲《運命》」は快速テンポで、この世代の指揮者にしては鋭いリズムで押しまくったが、オーケストラがこのテンポをこなしきれない向きがあっただろう。

 「ヴァイオリン協奏曲」を弾いたモルドヴァ出身の若い奏者パトリツィア・コパチンスカヤ(見たところ東洋系の野暮ったいお姉ちゃんという感じ)が面白い。一風変わったアプローチだが、しなやかで、揺れ動くようなベートーヴェンを作り出す。第1楽章冒頭を弱音から始めて次第に強め、第3楽章最後を次第に弱音にしていくところなどその一例で、すこぶる個性的な感覚の持主と思われる。

 それにしてもN響は、いつもながらのことだが、拍手にこたえるときの(大多数の)楽員の無表情な顔つきには呆れる。これはおそらく、在京オーケストラの中でも随一だろう。
 全力で演奏した(であろう)あとに、客の反応に対してこれだけ無関心、無愛想な顔をするという感覚が理解できぬ。「今の、そんなによかったですかねえ」と言わんばかりにつまらなそうな顔をして客席を見るのだから、拍手を贈る気も萎えてくる。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

























Since Sep.13.2007
今日までの訪問者数

ブログ内検索

最近の記事

Category

プロフィール

リンク

News   

・衛星デジタル音楽放送
ミュージックバード(エフエム東京系) 121ch THE CLASSIC
「エターナル・クラシック」
(毎週日曜日 12:00~16:00放送)出演

・雑誌「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」
連載中