2024-02

2020・10・11(日)下野竜也指揮神戸市室内管弦楽団

    紀尾井ホール  3時

 1981年に神戸市室内合奏団(? オケのサイトにも公演プログラムにも最初の名称は書いてないが)として創立、2018年4月から現名称。
 公演プログラムによれば2000年(オケのサイトには1998年となっているが、どちらがほんと?)ゲルハルト・ボッセが音楽監督に就任。2013年からは岡山潔が音楽監督を務めたが、ネットによれば、彼の逝去後空席となっていた同ポストには、来年4月に鈴木秀美が就任予定とのこと。

 今日の東京公演は、下野竜也の客演指揮でベートーヴェン・プロ。第1部では清水和音をソリストに迎えて「ピアノ協奏曲第4番」が、第2部では「英雄交響曲」が演奏された。
 オーケストラの弦は6・6・5・4・3の編成だが、下野の指揮は力感にあふれており、すこぶる堂々たるベートーヴェンが展開された。「英雄」での演奏は、特に第1楽章が作品の性格に相応しい明確な造型力を備えており、下野が確信を以ってこの大曲を構築していることを感じさせる。コンチェルトの方でも清水和音が骨太なソロを聴かせていた。

 コンサートマスターは客演の松原勝也。本来が弦楽合奏団だったこともあり、弦24名のうちのほとんどは正規楽員だが、管の大半はエキストラのようだ。歯に衣着せずに言えば、今日の演奏では、このトラたちの力量の方が、弦のそれを上回っていた感もある━━。

コメント

いえいえ、どうしてどうして‥このオケ、なかなか実力高いです。弦はもちろん、管もホルンやオーボエはいい安定感だと日頃から感じています。
 団員について言えば、例えばヴァイオリンでは、西尾さんは元ハンガリー国立F第一奏者、萩原さんは元京都フィルのコンサートミストレス、そして、幸田聡子さんはDENONから沢山、CDを出しておられる方です。(ソプラノの幸田浩子さんのお姉さんです。)そして、関西フィル特別契約首席のヴィオラの中島さん、チェロの傳田さん(+現N響のゲストコンマスの白井さんも前はここに在団)‥と、ソリストとしても、(実際に聴いてみて、)十分な逸材が多いということができるオケです。
 また、定演に加え、市内での小編成の公演も何度か拝聴しているのですが、高い演奏力で幅広く活動、地域貢献の高さを含めて、オーケストラの存在価値は何か、ということを考えた場合、全国的に見て、群を抜いている存在だと思います。
 同じことは、公立では全国的に稀少な存在である、神戸市混声合唱団にも当てはまるのですが、こちらはおそらく日本一の合唱団の一つ、ということもできると思います。
 音楽のまち、神戸のオケと合唱団、東京だけでなく、より多く、全国の方々に知っていただきたく思います。

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