2024-03

2009・1・3(土)NHKニューイヤー・オペラコンサート

  NHKホール

 昔、故・立川清登さんが「ニューイヤーはオペラの紅白のようなもの。オペラ歌手にとって、ニューイヤーに出られるかどうかはたいへん重要な問題なのです」と語ったことがあった(彼自身は紅白歌合戦にも出場したことがある)。

 今もそういう基準で出場歌手が選抜されているのかどうかは知らない。それに、時にはオペラの何シーンかをマルマル演奏する年もあるようだ。が、今年(第52回)は男女歌手計18人が、原則として交互に1曲ずつ歌うというスタイルだった。

 もちろんこれは「紅白」ではないけれど、それを真似て採点してみると、今回はどうも「紅組」に分があったような気がする。特に「夜の女王のアリア」を歌った若手の安井陽子は、先日の日生劇場での「魔笛」と同じように軽快華麗な高音を聴かせていた。この人は本当に将来が楽しみである。その他にも臼木あい、高橋薫子らも光った。

 ただ、これは全体を通じての印象なのだが、みなさん、何か歌詞の発音が甘く流れてメリハリに乏しく――つまり歌のリズムにメリハリが乏しくなる、という傾向が感じられるのである。
 その点、「アンドレア・シェニエ」のジェラールのアリアを歌ったベテランの堀内康雄の安定感はさすがで、歌詞とリズムと旋律線とが、すべてピシリと決まっていた。

 1階前方の席を知人に譲り、試みに3階てっぺんの席で聴いてみたが、オーケストラの音に電気的残響(それも硬質な)が加わって聞こえたのには驚く。

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これで10回目です

私も聴きに行きました。今年のコンサートは歌そのものが満ち溢れていたコンサートだったといえるでしょう。
ただ、2時間ぶっ続けで休憩なしということは問題があります。NHKはヴィーンフィルハーモニー、ニューイヤーコンサートを生中継で放送しています。休憩時間中、ちょっとしたミニ番組で間をつなげています。その種の番組を編成して、休憩時間を取る時に放送すればどうだろうかと考えています。そうした工夫ができないだろうか、と感じています。
もとから、2時間として、教育テレビで生中継しているにせよ、休憩時間を設けて、ホールで聴いている人たちにリラックスしてもらうことも一考してほしいことを切望しています。そろそろ、NHKもクラシック音楽番組のあり方を見直すべき時期に来ているような期がします。

これで10回目です

今年のコンサートは、まさに歌が満ち溢れていたコンサートだったと言えましょう。聴き応え十分でした。
ただ、このコンサートに行って感じることは、休憩時間があった方がいいことですね。NHKはヴィーンフィルハーモニー、ニューイヤーコンサートを衛星放送していますが、休憩時間中、ミニ番組が流れるようになっています。ニューイヤーオペラコンサートでも休憩時間を設けて、その間にそうした番組を流してはどうでしょうか。2時間続き、しかも教育テレビでの生中継となると、そこまでできない事情もあるとはいえ、休憩なし2時間では、さすがに、ホールで聴いている人たちがリラックスして聴けないでしょう。そろそろ、ニューイヤーオペラコンサートも休憩時間を含めたものにするようにしてはいかがでしょうか。

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