2024-03

2009・1・10(土)デイヴィッド・ジンマン指揮NHK交響楽団定期

  NHKホール 夜6時

 ジンマン初のN響客演とあって、かなりの注目を集めた。

 シューベルトの「ザ・グレイト」は何のケレンもない正攻法の演奏だったが、初顔合わせのせいか、オーケストラがしっとりとまとまって来たのは第2楽章も中盤になってから。
 いずれにせよ、このように音が柔らかく揺れ動く、時にリズムが弱音の中に溶け込んで行くタイプの演奏は、本来はNHKホールのようなドライで巨大な会場で聴くべきではなかろう。

 むしろ今夜は、前半に演奏されたショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲第1番」におけるリサ・バティアシュヴィリ(プログラムでは何にも触れられてないが、グルジア出身)という若い美女ソリストの、精悍で明晰な、切り込むような気迫を持った演奏の方に魅惑された。
 あの長いカデンツァで、ゆったりした部分から荒々しい昂揚へと緊迫感を次第に高めて行き、ついにフィナーレの「バーレスク」に飛び込むあたりなど、実に見事な設計の演奏である。まだ20歳そこそこらしいが(失礼、訂正。今年30歳。しかしこの訂正はかえって失礼ですね。年齢の件はお忘れ下さい)、ここにもまたすばらしい女性ヴァイオリニストが1人。
   音楽の友3月号(2月18日発売)演奏会評

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