2024-03

2009・1・27(火)「日本管弦楽の名曲とその源流」
~HKグルーバー指揮東京都交響楽団

  サントリーホール

 一柳慧のヴァイオリン協奏曲「循環する風景」および交響曲第2番「アンダーカレント」を軸として、前後にジョン・ケージのバレエ音楽「四季」と、ジョン・コリリアーノの「ファンタスマゴリア」(日本初演)を配した個性的な選曲。
 これも定期である。東京都響得意のプログラムだ。

 外国人の作品2曲は、これが「源流」なのかねえという気もするし、そう言われればそうなのかなという気もする。しかしともかく、際立ったのはやはり一柳の作品2曲だった。
 最後の「ファンタスマゴリア」は、「セヴィリャの理髪師」のパロディなども顔を覗かせる華やかな曲で、それまでの緊張を解いて楽しくお聴き下さいというような感じでもあったが、もちろん面白い。

 指揮をしたのは、現代音楽の指揮で有名な、HKグルーバーことハインツ・カール・グルーバー。
 ノリントンみたいに賑やかなステージ・アクションの人だが、さすがに現代作品は巧い。オーケストラを明晰に響かせ、見通しの良い構築を行ない、作品全体をきわめてバランスよく構成する。特に「アンダーカレント」での、ちょっとサスペンス映画の音楽のような不気味な緊迫感など、なかなか見事に描き出していた。
 この曲を含め、今日は、4つの作品がすべて生き生きとした活力を以て甦っていたように感じられ、大いに聴き応えがあった。都響もいい演奏をしてくれていた。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

https://concertdiary.blog.fc2.com/tb.php/390-faf98bdb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

























Since Sep.13.2007
今日までの訪問者数

ブログ内検索

最近の記事

Category

プロフィール

リンク

News   

・雑誌「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」
連載中