2024-03

2022・3・14(月)能とベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」

       東京芸術大学奏楽堂  6時30分

 能舞とベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」を組み合わせるという企画のコンサート。
 これは東京藝術大学の武田孝史教授(宝生流)と、同大学の八反田弘・副学長の退任記念演奏会として、後者のプロデュースにより行われたもの。

 第1部では武田孝史(能舞)と藤田貴寛(能管)による創作能舞「希望」。第2部では、渡辺祐介指揮オルケストル・アヴァン=ギャルドと東京藝術大学音楽部学生&卒業生有志の合唱、中江早希、中島郁子、櫻田亮、黒田祐貴の演奏によるベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」全曲━━というプログラム。
 なおこの演奏会は、武田孝史教授の最終講義を兼ねたものの由。

 「能とミサ・ソレムニスのコラボ」と銘打たれているからには、能舞がどのように「ミサ・ソレ」の音楽に応じ、触発されるか(その逆はないだろう)と、大いなる興味を抱いて聴きに行ったのだが、実際は「クレド」の途中と、「アニュス・デイ」の最後の個所(トランペットとティンパニに先導されて激動した音楽が治まった個所)だけに武田教授が姿を見せるにとどまっていた。
 それは確かに「祈り」と関連した印象的な動きではあったろうが、「コラボ」と呼ぶには、なんとも物足りない。叙情的な「サンクトゥス」あたりで、その真髄が披露されるのではないかと期待していたのだが━━。

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