2024-05

2022・3・18(金)METライブビューイング「リゴレット」

     東劇  2時

 去る1月29日のメトロポリタン・オペラにおけるヴェルディの「リゴレット」の上演ライヴ。

 バートレット・シャーによる今シーズンの新演出プロダクションで、ダニエレ・ルスティオーニが指揮している。
 主役歌手陣は、クイン・ケルシー(道化師リゴレット)、ローザ・フェオラ(その娘ジルダ)、ピョートル・ベチャワ(好色な貴族マントヴァ公爵)、アンドレア・マストローニ(殺し屋スパラフチーレ)、ヴァルドゥイ・アブラハミヤン(その妹マッダレーナ)。案内役はイザベル・レナード。

 マイケル・メイヤー演出による前プロダクション(☞2013年2月16日同3月12日)がラスヴェガスの裏の世界を舞台にした奇想天外な設定だったのに対し、今回のシャー演出は、概してストレートな手法による中庸を得た舞台だ。
 インタヴューでの諸々の説明によれば、ドラマの背景はワイマール共和国時代、女性が蔑視されていた時代に設定され、舞台装置もアール・デコ調になっているとのこと(東洋人の私たちには、それはあまり実感の湧かない時代背景だろうけれど)。しかしなるほど、このオペラの第1幕での夫人たちの扱われ方を見ると、そういう新設定も充分通用するだろう。

 ただ今回のシャー演出の場合、マントヴァ公爵邸に拉致された直後のジルダの態度や行動(彼女は舞台にしばしば現れる)には、ちょっと不自然なほどの誇張が見られるようにも感じられた。もっとも、ジルダが何故あれほど公爵に惹かれるのかは、オリジナルのト書き以上に、明解に描かれていただろう。

 上映時間は、3時間ちょうど。銀座から上野の東京文化会館へ向かう。

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