2024-03

2022・4・9(土)東京・春・音楽祭 シュタイアー&メルニコフ

      東京文化会館小ホール  6時

 アンドレアス・シュタイアーとアレクサンドル・メルニコフが、モダン・ピアノの連弾でシューベルトの作品集を弾く。

 第1部では「6つの大行進曲」第3番、「4つのレントラー」、「6つのポロネーズ」第1番、「2つの性格的な行進曲」第1番、「フランス風の主題によるディヴェルティスマン」第2番、「ロンドD951」という6曲を演奏したが、━━多分3曲弾いて1回「引っ込む」ステージ進行だろうと思っていたら、何と御両所はこの6曲を続けざまに弾いてしまった。計45分。長い。

 もともと1曲として作られたものを45分間聴くのと、別々の小品集を45分間続けて聴くのとは、受容の感覚が根本的に違う。シューベルト好きの私も、これには些か疲れた。まあしかし、この場合は、作品群の出来、質━━ということも、無関係ではないだろう。

 第2部では「創作主題による8つの変奏曲」と「幻想曲ヘ短調」が続けて演奏されたが、後者の曲と、その演奏の素晴らしさは、疲れを一気に吹き飛ばしてくれた。この第2部ではメルニコフが低音の方に回ったためもあって、和声の響きの重心が下がり、しかもあの魅惑的なハーモニーがいっそうの膨らみを以て響くことになったとも言えようか。この「幻想曲」1曲だけで、今日の演奏会は充分満足、という思い。

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