2024-03

2022・4・28(木)大野和士指揮東京都交響楽団

      東京芸術劇場 コンサートホール  2時

 定期演奏会Cシリーズで、R・シュトラウスの「オーボエ協奏曲」と、マーラーの「交響曲第5番」の組み合わせ。大野が振ったもう一つの4月定期(A)との関連性が感じられるプログラムで、このあたりの曲目編成はなかなかいい。コンサートマスターは今回も矢部達哉。

 協奏曲では、都響首席の広田智之が美しいソロを吹いた。「仲間がソロを吹く」際にオーケストラに生れる独特のあたたかい表情は、理屈では説明できぬもので、今日もそういう雰囲気が都響の演奏の中に感じられる。

 一方、マーラーの「5番」は、先日の「英雄の生涯」と同様に16型編成の威力を発揮させた情熱的な快演ともいうべきもの。特筆すべきはその強靭な推進力であろう。とりわけ第2楽章におけるそれは息を呑ませられるほどの力で、今日の演奏の中でも強く印象に残るものだった。トランペットに不安定な個所が散見されたのは痛恨の極みだが、ホルンの快進撃がそれを補う。
 なお、第4楽章で活躍するハープには、特別出演扱いで名手・吉野直子が登場。友情出演なのかもしれないが、こういう趣向も面白い。

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