2024-02

2022・4・30(土)「近江の春」びわ湖クラシック音楽祭(4)
鈴木優人指揮大阪フィルハーモニー交響楽団

          滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール  3時30分

 1時間枠でのプログラムは、シューベルトの「未完成交響曲」とベートーヴェンの「運命交響曲」。
 昔のLPレコード時代には定番の組み合せだったが、今日では、こういうプログラムはCDでも演奏会でも、むしろ珍しいだろう。当初指揮する予定だった大植英次に代わり、鈴木優人が登場した。会場はもちろん満席。

 両曲とも、予想していたよりも更に柔らかい響きで、しかも驚くほどストレートに演奏されて行ったのには、初めは些か拍子抜けさせられた。が、ベートーヴェンの「5番」の第4楽章で、それまで抑えていたエネルギーを一気に解放するという仕掛けがあったのを知り、なるほどと感心した次第である。
 鈴木優人は第4楽章の最初の3小節を、殊更遅くすることなく、ほぼイン・テンポで轟かせ始めたが、それは勝利の大行進というよりもむしろ、勝利の舞踏のように感じられたのが面白い。

 この第4楽章は極めて壮烈で情熱的な演奏で、若い鈴木優人が精魂籠めてバトンを振り続ける姿と併せ、すこぶる感動的なものがあった。全曲の大詰めでの確信にあふれた演奏も見事である。鈴木優人と大阪フィルとの相性は良い、という話をある筋から聞いたが、そうだろうな、と思う。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

























Since Sep.13.2007
今日までの訪問者数

ブログ内検索

最近の記事

Category

プロフィール

リンク

News   

・衛星デジタル音楽放送
ミュージックバード(エフエム東京系) 121ch THE CLASSIC
「エターナル・クラシック」
(毎週日曜日 12:00~16:00放送)出演

・雑誌「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」
連載中