2024-03

2022・5・23(月)庄司祐美メゾ・ソプラノ・リサイタル

      北とぴあ つつじホール  2時

 「オリンピックイヤーに贈る名歌選」として企画されながら、コロナ禍のため2年間延期されていたリサイタル。

 カッチーニの「翼を持つ愛の神よ」に始まり、ファルコニエーリの歌曲2曲、ベートーヴェン2曲、それにレ―ヴェの歌曲集「女の愛」が第1部を成し、第2部ではヘンデル2曲、モーツァルト1曲、レスピーギ5曲が歌われた。いつもながら盛り沢山のプログラムである(聴く方にとっては、盛り沢山過ぎるかもしれない)。

 選曲はもちろん、プログラム冊子の詳細な解説や訳詞まで全部自分でやってしまうのが彼女の流儀で、その博学ぶりも凄い。
 それに加え、いつも参考になるのが、珍しいレパートリーの紹介だ。今回、私にとって目からウロコの曲目といえば、何といってもカール・レ―ヴェ(1796~1869)の歌曲集「女の愛Frauenliebe」だった。あのシューマンの「女の愛と生涯Frauenliebe und Leben」と同じシャミッソーの詩によるものだが、シューマンが作曲しなかった第9連の、老境に入った女性が孫娘に語りかけるくだりの詩がこちらには入っているということで、これを聴けたのは実に得難い体験だった。

 ピアノは山口佳代。綺麗な、澄んだ音を響かせる。ヘンデルの「ジュリオ・チェーザレ」の有名なアリアにおけるピアノの透徹した音色は絶品。

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