2024-03

2022・6・3(金)大友直人指揮琉球交響楽団

       サントリーホール  7時

 当初の予定では、マルティン・ガルシア・ガルシアのショパンを聴きに行く予定だったのだが、沖縄の本土復帰50年記念のため急遽公演が決まったらしいこの沖縄のオーケストラを聴くため、ガルシアの招聘事務所に詫びの連絡を入れ、こちらに変更した次第である。

 この琉球交響楽団の演奏は、これまで私は一度も聴いたことがなかった。活動を開始したのは2001年とのこと。事務局長の話によれば正団員は40名で、レパートリーに応じて沖縄県内の他の演奏家たちや、沖縄出身で本土に活動の場を移している演奏家などに参加してもらっている由。
 今日は70余名の編成で登場、音楽監督の大友直人の指揮で、ブラームスの「大学祝典序曲」、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」(ソリストは辻井伸行)、萩森英明の「沖縄交響歳時記」というプログラムを演奏した。

 曲が曲だけに、ということもあるだろうが、すこぶる鳴りっぷりのいいオーケストラだ。少し粗いところはあるものの、開放的で勢いのいい音を出すというのは、やはり南国のオーケストラ気質なのか? 
 今日のプログラムの中で、最も目立ったのはやはり「沖縄交響歳時記」であろう。50分の長さを持つ、6楽章からなる大曲で、全曲に沖縄の民謡や舞踊音楽のメロディを取り入れ、西洋音楽の伝統的手法を基盤としたオーケストレーションにより、華麗で熱烈な音調で構築している。こういう作品をプログラムに加えるのは、極めて意義のあることであろう。

 プログラム冊子を読むと、沖縄の人たちにとって、本土復帰ということが如何に大きな意味を持っているかが、ひしひしと伝わって来る。

コメント

大阪で拝聴しました!

6月5日の大阪特別公演、同プログラムを拝聴しました。ソリストは、清水和音さん。私、琉球交響楽団さんは初めてなのですが、南国のサウンドとリズムは、素晴らしかったです。「沖縄交響歳時記」では、芸人であり、作家の又吉直樹さんの朗読が入り、とても興味深く拝聴しました。本土復帰50年。これからのご活躍を期待したいです!

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