2024-02

2022・10・24(月)準・メルクル指揮東京都交響楽団

       東京文化会館大ホール  7時

 準・メルクルが久しぶりに来日した。二期会の「ローエングリン」や、広響で細川俊夫の「瞑想」を彼が指揮したのを聴いたのは僅か4年前のことだが、随分年月が経ったような気がする。
 今回の都響への客演では、細川俊夫の「オーケストラのための《渦》」、プロコフィエフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」(ソリストは五明佳廉)、ムソルグスキー~ラヴェルの「展覧会の絵」を指揮した。コンサートマスターは矢部達哉。

 このプログラムの中では、私は何といっても細川俊夫の作品に興味が湧く。
 ステージの下手側と上手側に分けられた弦楽器および打楽器群と、中央奥に配置されている管楽器群、それに左右の2階席前方に配置された金管(各2本)の音の交錯━━作曲者はそれを「音の渦巻き」と謂う━━が快い。
 但し、それを体験できるのは客席の限られた一部分かもしれない。幸いに私の席は1階席19列だったから、その恩恵に与ることはできたが‥‥。

 静けさの裡に始まり、静けさの裡に終って行く構築は細川俊夫のいつもの手法だが、25分ほどの長さの曲の後半に置かれた昂揚個所は、彼のオーケストラ作品の中では、今回はかなり激しいものに感じられた。全体に今回の作品は、彼の作品としては些かラフで荒々しいものに思えたのだが━━これは演奏に原因があったのかもしれない。

 プロコフィエフのコンチェルトでは、五明佳廉の濃く美しい音色が、この曲を不思議に洗練された作品に感じさせてくれた。ソロ・アンコール曲は私も初めて聴く曲だが、これはサミュエル・アダムズの「ヴァイオリンディプティック」という作品の由。
 後半の「展覧会の絵」は、かなり力の入った演奏だったが、私はこの曲、どうしようもないほど苦手なので‥‥。

コメント

準メルクル氏はこの夏に国立音大と京都市響に客演するため二度来日したと思うのですが。

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