2024-03

2022・11・13(日)アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団

       サントリーホール  4時

 先週のみなとみらいホールにおける演奏会と同じマーラーの「交響曲第6番」。

 さすがにこちらはほぼ満席に近い入りとなっていた。ホールの響きが違うせいか、それとも弾き方を変えたのかは定かでないが、弦の表情は少し荒々しくなっていたようで、従って曲の冒頭からして荒々しさが増していたような感を受けた。
 とはいえ、ネルソンスとオーケストラのこの曲に対するアプローチが、基本的に変わっていたというわけではない。エネルギー性の凄まじいことは前回と同様で、陰翳の薄い、「悲劇的Tragic」というイメージにはほとんど縁のない演奏である。

 それにしても、この「6番」というシンフォニーは、何と途方もなく巨大な、恐竜の如く威圧的な音楽であることか。先日久しぶりに聴いたヴァレーズの「アルカナ」という曲は、まさしくこのマーラーの「第6交響曲」の延長線上にある作品だった、などと思いをめぐらせながら聴いていた次第だ。
 そしてこのボストン響は、何とまあ強靭で力感があって、巧いことか。こういう優れたオーケストラの演奏で聴くと、この曲がいっそう凄まじく感じられる。

コメント

マーラー6番、ボストン

3年ぶりに外国のオーケストラを聴きました。音が外れる心配がほとんどないオーケストラの音を聴くのは快感でした。ネルソンスの指揮には初めて接しましたが、特に3楽章の旋律の歌わせかたと終楽章においてのクライマックスに向かっての構築の仕方にセンスを感じました。ただ、東條先生もおっしゃるとおり、悲劇的な切迫感が1楽章からあまり感じられず、ネルソンスも踏み込んでいく指揮ではなかったのが残念です。贅沢を言っているのは十分自覚していますが、やはり悲劇的な交響曲のすごみを聴きたかったです。LP時代にカラヤンの6番に接して以来、この曲の大ファンの感想です。

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