2024-02

2022・12・3(土)ジャパン・アーツ スペシャル・ガラ・コンサート

       サントリーホール  1時30分

 第1部では「至高のアンサンブル」と題し、樫本大進・日下紗矢子(vn)、赤坂智子:鈴木学(va)、遠藤真理・ユリアン・シュテッケル(vc)の6人が、R・シュトラウスの「カプリッチョ」前奏曲とチャイコフスキーの「フィレンツェの思い出」を演奏。

 第2部では「珠玉のオペラ・アンサンブル」と題し、森谷真理(S)と大西宇宙(Br)が、ロリー・マクドナルド指揮東京シティ・フィルをバックにロッシーニ、ベルリーニ、ヴェルディのオペラからのアリアや二重唱を歌う。

 そして第3部では「グランド・フィナーレ」と題し、ブルース・リウ(pf)がオーケストラとショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」と、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」を演奏。

 ━━という、極めて賑やかなコンサートだったが、演奏はすこぶる聴き応えがあった。第1部の六重奏での、日下がリーダーとなった「カプリッチョ」での柔らかな優雅さ、樫本がリーダーとなった「フィレンツェの思い出」での快活さと勢いの良さ。
 そして第2部で「セビリャの理髪師」の「何でも屋の歌」で大見得を切った大西宇宙の小気味よい歌唱は彼の最近の好調ぶりを示し、「運命の力」の「神よ平和を与えたまえ」を温かい情感をこめて歌った森谷真理はこのレオノーラ役に新しい解釈をもたらしていた。

 ただ、それらの快演に寄せられた拍手が比較的通り一遍のものに過ぎなかったのに対し、第3部に登場した中国系カナダのピアニストで、昨年のショパン国際コンクール優勝者でもあるブルース・リウには、1階客席前方下手側の若い女性客が総立ちとなって熱狂し、場内からも大拍手とブラヴォーが湧き上がるのである。これで、今日の客の多くが誰を目当てに来ていたかが明らかになった・・・・。
 終演は4時半頃。

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