2024-02

2023・1・14(土)佐渡裕指揮PAC マーラー「7番」

     兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール  3時

 兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)の定期公演のプログラムの曲目解説をこの数年来担当していることもあって、時々西宮まで聴きに行くことにしている。
 今回の1月定期では、芸術監督の佐渡裕がマーラーの「交響曲第7番《夜の歌》」を指揮した。これ1曲のみのプログラムだから、東京から遠征するにしては費用効率が非常に悪いのだが、音楽的な満足度から言えば、これで充分だ。コンサートマスターは豊嶋泰嗣。
 3回公演の今日は2日目、ほぼ満席の盛況である。

 丁寧な演奏で、この交響曲のやや支離滅裂(マエストロがプレトークで使った言葉)な性格を正面切って、生真面目に表現した演奏とでも言おうか。第2楽章と第3楽章における怪奇な雰囲気もさほど強調されないし、第5楽章もそれほど強烈な躁状態にはならない━━バーンスタイン直弟子の佐渡だから、もう少し熱狂的なフィナーレにするかなと思っていたのだが、しかしこれはむしろこのオーケストラの性格のせいかもしれない。ホルン、トランペット、ティンパニなど、各パートのソロは安定して決まっていた。

 最後の音の余韻が消える前に、上階客席から熱狂的な拍手が沸き起こる。今回は幸いなことに、アンコールに「すみれの花の咲く頃」が演奏されるようなことはなかった。
 日帰り。

コメント

楽器編成の謎

 初日の金曜日に聴きました。3日連続の定期演奏会の平日昼間なのに、こんな曲なのに、満席だったのにはびっくり。ひとつ気になったのは、舞台奥に銅鑼とは別に、サンダーシート状の金属板(打楽器)が置かれていて、終楽章で打ち鳴らされていたのは、どういうことだったんでしょう。東条さんの解説も含め通常の楽器編成には記載されていないものです。おまけで追加したものなのか、版によって異なるのか謎です。
 総じてこのオーケストラらしいエネルギッシュな演奏でした。もうじき歓声も解禁されるでしょうが、まだ拍手だけでした。首席奏者を順に立たせてというのはお決まりですが、弦楽器奏者はコンサートマスターのあと、5部の奏者が全員起立ということで終わりました。オーケストラが解散となったら、豊嶋泰嗣さんはすぐにヴィオラの首席に歩み寄って握手を求めていました。この曲には印象的なソロが何箇所があるのに、佐渡さんは忘れたみたいです。さすがコンサートマスターというフォローでした。

マーラー7番は今や人気曲ですよ。わたしは1981.8の朝比奈/大フィル以来若杉.15年前.同じオケでの金聖響.TV放映のN響のいろんな指揮者でも聞いているが夜の歌を歌わせることにかけて朝比奈氏ha

。5楽章はまた天空を衝くように豪快でした。クレンペラーに近い。
今回の演奏、佐渡さんの指揮で終結部までよく盛り上がっていたと思います。ただ.この夜の歌の雰囲気を出すには熟達した楽員が必要なのかも。弦楽器の音色に個性が乏しい。初日のこともあるのか金管のミスもあった。しかし、この曲なまで聞けてありがたい。弦16型。佐渡さんでさえお疲れの曲でした。3日も演奏するとは。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

























Since Sep.13.2007
今日までの訪問者数

ブログ内検索

最近の記事

Category

プロフィール

リンク

News   

・衛星デジタル音楽放送
ミュージックバード(エフエム東京系) 121ch THE CLASSIC
「エターナル・クラシック」
(毎週日曜日 12:00~16:00放送)出演

・雑誌「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」
連載中