2024-03

2023・2・20(月)加藤拓也脚本・演出「博士の愛した数式」

      東京芸術劇場シアターウエスト  2時

 まつもと市民芸術館(総監督・串田和美)が制作した、小川洋子の同名原作による舞台。
 出演は、主人公の数学者「博士」を串田和美、家政婦の「私」を安藤聖、その息子「ルート」を井上小百合、博士の義姉「未亡人」を増子倭文江、家政婦派遣の「組合長」を草光純太、「語り手」を近藤隼、音楽(舞台上で演奏)を谷川正憲。90分ほどの上演時間である。

 交通事故のため80分間しか記憶が保てなくなった数学者が、家政婦およびその息子と温かい絆で結ばれるという━━最後は哀しい流れに終るものの、ヒューマンな情感にあふれたストーリーだ。
 以前映画化されて評判をとったものは観ていないし、また加藤拓也が数年前に「劇団た組」で演出した(と聞く)舞台と同一のものかどうかも、このジャンルに詳しくない私は把握していないのだが、ともあれ今回は、串田和美がほのぼのとして、かつ寂しさを滲ませた演技を見せてくれたことと、安藤聖が演じた清純で真摯な家政婦像がとりわけ強く印象に残った。

 夜に同じ東京芸術劇場で行われるピアノ・デュオのコンサート、「藤田真央✕務川慧悟」をも聴くつもりでいたのだが、シアターウエストの出口でばったり出会った劇場スタッフから「関係者急病」のため中止になった、と聞かされ、落胆して帰る。

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