2024-02

2023・3・11(土)ケリ=リン・ウィルソン指揮NHK交響楽団

     BUNKAMURAオーチャードホール  3時30分

 「N響オーチャード定期」の「コンサートホールで世界旅行」と題されたシリーズの一環。
 今日は「イタリアの幻想」というタイトルで、チャイコフスキーの「イタリア奇想曲」、パガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第1番」、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」の第2組曲というプログラムだった。
 指揮にはケリ=リン・ウィルソン、ゲスト・ソリストにはHIMARIを迎えての演奏。コンサートマスターは伊藤亮太郎。

 ケリ=リン・ウィルソンは長身痩躯の美女指揮者。すでに新国立劇場で「蝶々夫人」を指揮していたはずだが、私は今回が初めて聴く機会となる。カナダの人らしいが、ルーツはウクライナなのだとか。あのMETの総帥ピーター・ゲルブの夫人だということは、今回初めて聞いた話であった。
 女性指揮者によくある、思い切りのいい、ダイナミックな表現を多用する人という印象で、N響を整然とした明るい音色で響かせた。ただ、イン・テンポで押し切る指揮のために、演奏の構築が単調になる傾向なきにしもあらず━━というところか。

 コンクールを片端から制覇して評判になっているHIMARIは、何と未だ11歳で、本名は吉村妃鞠さん━━あの有名なヴァイオリニスト吉田恭子さんのお嬢さんであることは周知の通り。
 パガニーニのコンチェルトを、いとも軽々と弾いてのけるが、テクニックをことさら誇示するというところは全くなく、素直に、率直に音楽に対しているという姿勢は良いことだろう。音楽の背後にあるものを勉強して、本当に生きた演奏をするようになるのはこれからのことだ。

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