2024-02

2023・4・22(土)尾高忠明指揮大阪フィルのヴェルディ「レクイエム」

       フェスティバルホール  3時

 先週(4月15日)も驚異的な充実のブラームスを聴かせてくれた絶好調の尾高と大阪フィル。今回も期待通り、量感たっぷりの「ヴェルレク」を響かせた。
 「怒りの日」の大太鼓は2本のスティックで豪打されるという強烈さだったが、全体には尾高らしく均整を重視したシンフォニックな「レクイエム」として構築されているように感じられる。田崎尚美、池田香織、宮里直樹、平野和という強力な声楽ソリスト陣と、福島章恭の率いる大阪フィルハーモニー合唱団と、崔文洙をコンサートマスターとする大阪フィルとが、尾高の精妙緻密な制御のもと、宏大なフェスティバルホールの空間を豊かに満たした演奏であった。

 実際、この曲がこれほど短く感じられたことはかつてなかったことで、それは尾高の指揮が、曲全体を自由放埓な「華麗な歌のレクイエム」に陥らせず、がっちりと引き締めていたためでもあったろう。

 いつものように上手側の高所のバルコニー・ボックス席で聴いたが、ステージ奥に並んだ大編成の合唱団と、オーケストラピットの位置にあたるステージ前面のぎりぎりまで並んでいたオーケストラのバランスも絶妙で、曲の冒頭部分からしてその量感の豊かさに魅了された。今回の合唱は出色の出来だったと思う。ただ、この位置から聴くと、ステージ最前方に位置した声楽ソリストたちの声が、少し飽和的に聞こえてしまう。

コメント

初日に拝聴しました!

私、ヴェルレクが大好きで、何度か拝聴しましたが、今回の大阪フィルさんのは、最も素晴らしい出来だと思います。ソリスト陣、合唱団、オーケストラが、見事に調和していました。マエストロ尾高の指揮も素晴らしい。大阪フィルさん、力をつけていらっしゃいますね。拝聴できて良かったです。Bravi!

ヴェルディのオペラを振ったことがない指揮者のヴェルレクは、かえって面白いので私は好きです。

「ヴェルディはあーすべきこーすべき」に囚われず、スコアを唯一のバイブルとして演奏するピュアさが良いのですね。

平野さんの凄みはいつもながらに素晴らしかったです。お名前が間違っているのでは。

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