2024-02

2023・5・7(日)大室晃子ピアノ・リサイタル

       東京オペラシティ リサイタルホール  2時

 2年ぶりに彼女のリサイタルを聴く。プログラムは、ニーノ・ロータの「戯れるイッポリート」、バッハの「イタリア協奏曲」、ラフマニノフの「コレッリの主題による変奏曲」、リストの「《リゴレット》による演奏会用パラフレーズ」、ワーグナー~リストの「愛の死」、ウェーバーの「ピアノ・ソナタ第2番」。

 御本人の考えた選曲コンセプトは「太陽の輝くイタリアからブレンナー峠を越えてドイツの深い森への旅」ということである。
 アンコールは、長生淳の「春紡ぎ」と、バッハの「ガヴォット」(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番からのもの、ラフマニノフ編)。

 2年前のリサイタル(☞2021年7月22日)の時にも感じたことだが、彼女の演奏には極めて強い推進性がある。「イタリア協奏曲」の第3楽章など、押しに押すそのエネルギー感が良い方向に発揮されていて、こういうタフな思い切りのいいバッハ像もひとつのあり方だな、などと感じながら聴いていた。「《リゴレット》による演奏会用パラフレーズ」などのようなでの盛り上がり方もいい。
 ただ、ウェーバーのソナタでは、主題の受け渡しなどの個所で、もう少しテンポやデュナミークに「引き締めと解放」といったような調整が細かく行われた方が良いのでは、と思うのだが如何。いずれにせよ、聴き終った時の充実感は、2年前のリサイタルの時よりも今回はさらに高い。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

























Since Sep.13.2007
今日までの訪問者数

ブログ内検索

最近の記事

Category

プロフィール

リンク

News   

・衛星デジタル音楽放送
ミュージックバード(エフエム東京系) 121ch THE CLASSIC
「エターナル・クラシック」
(毎週日曜日 12:00~16:00放送)出演

・雑誌「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」
連載中