2024-03

2023・5・13(土)METライブビューイング「ファルスタッフ」

       東劇  6時30分

 4月1日にMETで上演されたヴェルディの「ファルスタッフ」のライヴ。これは新演出ではなく、リバイバル・レパートリーだ。

 指揮がダニエレ・ルスティオーニ、演出がロバート・カーセン。
 主役歌手陣は、ミヒャエル・フォレ(ファルスタッフ)、クリストファー・マルトマン(フォード)、アイリーン・ペレス(フォード夫人アリーチェ)、ジェニファー・ジョンソン・キャーノ(ページ夫人メグ)、マリー=ニコル・ルミュー(クイックリー夫人)、ヘラ・ヘサン・パク(ナンネッタ)、ボグダン・ヴォルコフ(フェントン)。

 ワーグナーもので定評のあるミヒャエル・フォレが、実にいい味を出している。顔の演技の細かいところが、愛敬と威厳とを綯い交ぜにした雰囲気をよく出していて、まことに愛すべきファルスタッフだ。その他の歌手陣もMETらしく安定して粒が揃っている。

 だが何と言っても目を惹くのは、ロバート・カーセンの機知に富んだ、洒落た演出だろう。演技もすこぶる微細で面白いが、場面設定も工夫されていて、ファルスタッフが居座るガーター亭が個室になっていたり、彼がずぶぬれになって戻って来た場所が馬小屋だったり、「陽気な女房たち」が集まる「フォード家の庭先」がレストランに設定され、彼女らのあまりの騒々しさに他の客が顰蹙したり、といった趣向も悪くない。
 昨日から公開されている。終映は9時半。

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