2024-02

2023・5・27(土)高関健指揮群馬交響楽団「トゥーランガリラ交響曲」

      高崎芸術劇場 大劇場  4時

 モーツァルトの「交響曲第32番ト長調」と、メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」を組み合わせたプログラム。コンサートマスターは伊藤文乃。群響の第588回定期である。

 4年前に竣工したこの高崎芸術劇場の大劇場、大規模な空間ながらよく響くホールなので、群響の演奏が爽快な残響を以って拡がって行く。比較的大きな編成によるモーツァルトのシンフォニーもブリリアントに響く。幕開きの曲としても最高の選曲だ。

 一方、「トゥーランガリラ交響曲」。群馬交響楽団がこの曲を手がけるのは、大友直人音楽監督時代以来だと事務局から聞いた。私もそれは東京公演で聴いている(☞2016年3月20日)。また高関健がこの曲を指揮するのを聴くのは11年前の札響(☞2012年2月10日同2月11日)以来だが、彼はその間に京響でも指揮しているはずである。

 今回は、群響が新しいホームグラウンドの空間性豊かなコンサートホールで、元音楽監督(現・名誉指揮者)の高関健のもとでどのような音を聴かせてくれるかというのが興味の的だったが、演奏も期待に違わない濃密なものとなった。高関健という人は、ことさらに大芝居を打つ指揮者ではないけれども、このようなメシアンの色彩的な管弦楽作品では、それにふさわしい輝かしい音色を繰り広げてくれる。

 ピアノは児玉桃、オンド・マルトノは原田節で、いずれもこの曲の演奏では不動の顔ぶれだが、特に児玉桃の雄弁なソロは素晴らしく、彼女のメシアンを久しぶりに聴けたのは嬉しい。

 6時前終演。楽屋を訪れ、オーケストラや高関健さんや児玉桃さんに演奏を讃えてから高崎駅に向かい、手近な6時40分発の「とき」に飛び乗ったが、私が楽屋を出る時にはまだ誰かと談笑していたはずの児玉桃さんが、マネージャーと一緒に私と同じ車両に乗っていたのにはびっくりした。さすが演奏家は動きが早い。

コメント

京響の時の演奏聞いています。その時、終わった後のトークで児玉桃さんをたたえていた謙虚なマエストロ高関さん。

高崎芸術劇場はクセのない豊かな音響でいいですね。
群馬音楽センターでいい響きを届けようと活動を続けていた群響が、ここに来て更にステップアップしているようで、群響の音を聴いていると嬉しくなります。
駅からデッキをつたって数分というアクセスの良さ、一部の座席を除けばステージはよく見渡せるストレスフリーの客席座席で、良い劇場、ホールだと思います。
一時期東京フィル、N響等、少し時期をずらしながらもプログラムに上って、比較的良く生演奏を聴いていましたが、久しぶりのトゥーランガリラ。
爽快、緻密、そしてオンド・マルトノの不思議な響き。高関さんの解説と共に、楽しみました。

こちらは往復高崎線、湘南新宿ラインを利用しました。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

























Since Sep.13.2007
今日までの訪問者数

ブログ内検索

最近の記事

Category

プロフィール

リンク

News   

・衛星デジタル音楽放送
ミュージックバード(エフエム東京系) 121ch THE CLASSIC
「エターナル・クラシック」
(毎週日曜日 12:00~16:00放送)出演

・雑誌「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」
連載中