2024-03

2023・9・11(月)久石譲指揮新日本フィルハーモニー交響楽団

      サントリーホール  7時

 2020年秋から新日本フィルのMusic Partnerを務める久石譲が、自作の「Adagio for 2 Harps and Orchestra」と、マーラーの「交響曲第5番」を指揮した。コンサートマスターは西江辰郎。客席はほぼ満席に近い。

 久石譲の指揮は、7年前にナガノ・チェンバー・オーケストラを指揮した演奏(☞2016年7月17日)以降、聴く機会を得なかったが、あの時の所謂「ロック調ベートーヴェン」のスタイルは、今でも彼の指揮の信条として貫かれているようである。

 今回のマーラーの「5番」も、この作曲家がこだわった音符の精緻なニュアンスの変化などには一切頓着せず、基本的にイン・テンポで驀進し、ひたすら強大な音響と、猛烈なエネルギー感を前面に押し出した演奏となっていた。
 どろどろした情念のしがらみ(?)のない、健康的で快活で、スポーツ的なマーラー像のみが抽出された━━といえば、それはそれで楽しめる人もいるかもしれない。だが、私にはこの演奏は、ひどく単調なものに感じられてしまった。

 「Adagio」は、新日本フィルの委嘱作品で、一昨日のトリフォニーホール公演での演奏が世界初演だった由。マーラーの「第5交響曲」の第4楽章「アダージェット」をモデルとして作曲されたようである。

コメント

久石譲

お疲れ様です。体調如何ですか。
9日すみだトリフォニーです。
私にとっては初久石でしたが、分かりやすいスコア分析を経た上での軽やかさが感じられ、聞き応えはありました。トトロ作曲者が、ヨーロッパのオケに結構呼ばれているのを最近知り、こういった軽やかな音楽性が受けているのかなと思ったりしました。

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