2024-03

2007・10・11(木)ベルリン州立歌劇場来日公演「トリスタンとイゾルデ」

  NHKホール

 ベルリン州立歌劇場の「トリスタン」には、2006年にプレミエされたシュテファン・バッハマン演出版もあるが、これはほとんどセミ・ステージ形式といってもいいほど視覚的効果が乏しく、面白くないものであった。したがって今回の来日に際し、以前のハリー・クプファー演出による優れたプロダクションが持ってこられたのは賢明なことだった。動きは少ないが、必要な演技はすべて有り、余計な煩雑な要素は一切ない。音楽に集中するには格好の舞台ということができよう。

 その音楽だが、バレンボイムの指揮するシュターツカペレ・ベルリンの演奏の、なんと美しく壮大で、雄弁なこと! 「トリスタン」の音楽の、奥深い闇の魔性の凄まじさを存分に再現してくれた。それにしても、つい先日新国立劇場で聴いたわが日本のオーケストラの、薄くか細いワーグナーとは、何とまあ、天と地ほどの開きがあることか。彼我の実力のあまりの差に、気が滅入る。
 グランドオペラ 2008 Spring (2008年4月18日発売)

コメント

チケットを暖めて待機中です。「日記」を拝見してますます、17日の公演がワクワク楽しみで ! 楽しみで !

舞台から遠いS席

確かに名演(音)でしたが、小生のS席¥54,000(2階正面10列目)は舞台から遠すぎて、配役の所作が判らない。字幕も読めない。オケではなくオペラですから、最高席のS席でしたら舞台も楽しめるというのが常識ではないでしょうか?チケットの値段はともかく、最高席はオペラとしての総合芸術が楽しめるように設定して欲しいと思いました。機会がありましたら先生から主催者側へ注文をつけていただけば幸いです。

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