2024-03

2010・1・3(日)NHKニューイヤーオペラコンサート

  NHKホール

 今年はオペラの歴史を俯瞰。パーセルからR・シュトラウスまでのオペラのアリアや重唱を、寺田農の物々しいナレーションでつなぎながら聴かせて行くという構成。

 登場した歌手たちは17人。昨年とはかなり顔ぶれが違う。
 大型新人として期待されながらも思ったほど進歩していない歌手もいるし、これではとても世界には通用しないと思われる歌手もいる。その反面、さすがベテランと感心させられる名手もいる。
 だれとは言わぬが、PAを使っていた人もいたらしい――1階中央で聴いていると、声の位置が突然変わって来るのが判る。

 歌唱の面で私の印象に残った人たちを挙げれば次の通りだ――「魔弾の射手」のカスパールを歌った松位浩、「ローエングリン」のオルトルートを歌った小山由美、「オテロ」でタイトルロールを歌った福井敬とヤーゴを歌った堀内康雄、「トスカ」のカヴァラドッシを歌った佐野成宏。

 その中でも1人をと言われれば、やはり堀内康雄を挙げるだろう。
 彼を凌ぐ存在があったとすれば、「イゾルデの愛の死」を歌うはずだった藤村実穂子だろうが、出演中止になってしまった。口惜しがったのは私だけではないはずである。

 演奏は沼尻竜典指揮の東京フィル。前半では比較的綺麗な音を出していたが、後半の「ローエングリン」では木管と高弦にPAを使ったのか、突然異様なバランスになった。舞台後方の合唱にかけられていた電気的エコーについても同様、音響調整をやるならやるで、NHKともなればもう少し巧くやってもらいたいものである。

コメント

藤村さんを一番聴きたかったのですが、残念でした。3階C5列目で聴いていましたが、合唱の不自然な響きが気になりましたが、やはり人工音でしたか。残念です。

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藤村さん残念(T_T)

朝日新聞のGLOBEで藤村さんの存在を知りとても気になっていた歌手でした。出演なさる予定だったんですね。
他に代役はいなかったんでしょうか。あれがクラシックの水準と思われては困りますね。
家人がこちらのブログのファンです。
コンサート聴くのもかなり体力がいりますが、東条さんはすごいですね。
モーストリー・クラシックも購読中。これからも楽しみにしております。(^_^)/

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