2024-03

2010・1・30(土)ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」(第4日)
ショパンのピアノ作品全集第9回 1837~1838年

   サル・グルジマーラ(グジマワ) (17時00分~18時05分)

 アブデル・ラーマン・エル=バシャが「ベルリーニのアリアによる変奏曲」と「ワルツ作品34の1」を、児玉桃が「作品34」の残りの2曲を弾き、最後にフィリップ・ジュジアーノが「バラード第2番」と「24の前奏曲」全曲を弾いた。

 ペレスのあとに聴くと、3人の演奏は、かなり端正に聞こえる。
 特に児玉桃は――これが日本人らしさというべきか、こちらの国で聴くと、いかにも真面目で控えめだ。「日本人的な演奏」とはどういうことなのか――欧米で日本人の演奏家を聴くときにいつもぶつかる問題がこれだ。
 ジュジアーノが弾く「前奏曲集」はすっきりして、白色の光に照らされたショパンという感。色彩の変化といったものは感じられず、ただダイナミズムとメロディとが飛び跳ねつつ進行して行くという演奏だろう――といったら実も蓋もないが、音楽そのものは単調というほどではないのに、妙に先が見えてしまって飽きてしまうという演奏なのである。

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