2024-03

2010・1・30(土)ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」(第4日)
ショパンのピアノ作品全集第10回 1838~1839年

   サル・フランショーム(フランコム) (19時00分~20時40分)

 この回は児玉桃が活躍、「作品41」の「3つのマズルカ」と、「即興曲」の「作品36」と「スケルツォ第3番」を弾く。
 そして「作品37のノクターン」2曲を、ケフェレックとヌーブルジェが1曲ずつ弾き、エル・バシャが「3つの新練習曲」を、バル=シャイが「ソナタ第2番」を弾くというプログラムだ。
 450席のホールだが、珍しくやや前の方に席が取れる。

 児玉の演奏はやはり正確で端正で、些かの誇張もなく歌う。ピアノは同じくスタインウェイだが、今日の音は瑞々しいふくらみがあり、低音も豊かに聞こえた。これは聴く位置の関係もあろうが、彼女の演奏は本来、こういうものであるはずである。あとの4人のピアニストも、昨日よりは遥かに音の厚みを感じさせた。
 こうなると、ホールの後ろの方で聴いた初日のピアニストたちについての印象は、大部分を補正しなければなるまい。だから軽々しく演奏の特徴を断定するものではない――という好例である。

 ヌーブルジェも今日は叙情的な「ノクターン」を弾く。「作品37の2」の中間部のバルカローレ的なところは、実は私にとっては子供の頃の思い出がこもった個所なのだが、滅多にナマで聴く機会が無い。ヌーブルジェは美しく弾いてくれた。
 ソナタを弾いたバル=シャイも、かなり重みのある響きで悲愴感を出していた。

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