2024-02

2010・6・1(火)ファビオ・ルイジ指揮ウィーン交響楽団

   サントリーホール  7時

 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」と、交響曲第5番「運命」の2曲がプログラム。
 今回の日本公演でこの曲が取り上げられるのは、第6日に当る今日が初めてらしい。リハーサルをどのくらいやったのかは知らないけれども、少々即興的な(?)雰囲気が感じられないでもない。協奏曲ではソリスト(河村尚子)との呼吸が今一つといった感があったし、交響曲では第1楽章の再現部あたりからやっと音に重厚さが加わって来るという具合だった。

 どこと言って欠点のない演奏ではあるのだが、聞き手に向かって強烈に語りかけて来るベートーヴェン特有のエネルギーがさほど感じられないのは、彼らの個性のゆえんか、スケジュール(東京・大阪・福岡・名古屋・東京と連日休みなし)による疲れの所為か。
 アンコールは、「ウィーン気質」「雷鳴と電光」「ピチカート・ポルカ」。

 「皇帝」を弾いた河村尚子には、満腔の期待を寄せていたのだが、何かいつもの彼女の演奏と雰囲気が違う。抑制しているというか、指揮者との呼吸を探っているというか。ピアノの音色にも妙なくぐもりが感じられ、音楽がまっすぐ飛んで来ないというもどかしさが続いていたのである。かりにこれが彼女のドイツ音楽に対するアプローチの手法だったとしたら、少々解せないのだが・・・・。

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